ガーシーはなぜドバイにいるのか、支援者と関係者が集まる国

2023年3月に帰国することを表明したガーシー氏だがガーシー氏はなぜドバイにいるのか、その理由を本記事では語っていこうと思う。

ガーシー氏は自死を覚悟し雪山に入るも死ぬことができずに泣けなしのお金でドバイに飛んだことをガーシー氏の著書「死なはもろとも」で語っている。それほど極限状態で逃亡先をドバイに選んだのは理由があることは明らかだ。

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ドバイは日本からの捜査を原則受け入れない

まず1つ目の理由として警察や国税、証券監視委員会など日本から捜査の要請があってもドバイは基本的に受け入れない姿勢をとっているからだ。

そのため仮想通貨や投資ファンドなどグレーな方法で得たお金がドバイに流れても日本からは手出しができないため詐欺師の温床となっているとも言われている。

ガーシー氏はYouTube動画や自身のオンラインサロンGASYLEの生配信などで頻繁に有名人の暴露を行いその行為を脅迫行為として複数人から告訴状を提出されていて事情聴取を求められている立場である。

さらにBTSや人気youtuberに会わせることを理由に金銭を要求するも実際には有名人と会わせるという約束を果たすことはなくさらに返金にも応じなかったことから詐欺事件に発展しかけたこともあった。(示談が進み逮捕状などは出ていない)

数々の目立つ行為で警察などからマークされていることは間違い無いわけだが、そういう人間の立場からするとドバイは安全であるといえるのだろう。

ドバイと日本の引き渡し条約は関係ない

ちなみに「ドバイは引き渡し条約がないからドバイを選んだのでは?」

という意見も見受けられるがそれは違う。

まずガーシー氏は犯罪者でもなければ指名手配もされていない。一般人であるため引き渡し条約があるかないかは関係がないはずだ。

そもそも日本と引き渡し条約を結んでいるのはアメリカと韓国の2カ国のみであり、通常国際指名手配などをされれば条約があろうとなかろうと逮捕される。

実際にコロナの給付金詐欺で指名手配されていた人物はインドネシアのバリで逮捕されているし、フィリピンから詐欺の支持多くっていたルフィこと渡辺裕樹氏も日本とは引き渡し条約がないフィリピンから強制送還されている。

なぜ引き渡し条約がないのに日本の要請に応じるのかといういうと、フィリピンなどのアジア諸国は日本からの支援を必要としている立場であり、拒否権があったとしても実質日本からの要請には断ることができない立場であるからだ。

フィリピンは2023年2月8日にのマルコス大統領との会談で、年間2000億円を超える支援を表明していた通りアジア諸国は日本からの多額の援助を受けている。

引き渡し条約があってもなくても逮捕される可能性はあるが、ドバイを含め中東の国々や日本と国交があまりない国である場合はアジア諸国よりは逮捕が難しくなることは間違いない。

ガーシーの支援者がドバイにいるから

さらにガーシー氏を支援している人物がドバイにいるというのも理由だろう。

その人物は、

  • 久積篤史
  • 正岡元樹氏
  • 秋田慎新太郎氏

の3人である

久積篤史(ネオヒルズ属で与沢翼の弟子)

元々は情報商材系の商品を販売していた人物でネオヒルズ族の一人とされる人物だ。暗号通貨に精通し2018年頃から「PATRON」「RON」「CHIP SWAP」といった暗号通貨に関与している。

「きずな」という楽曲で歌手デビューもしており、元祖ヒルズ属と言われた与沢翼氏が作詞を手掛けている。

正岡元樹(ガーシーの動画配信をサポート)

正岡元樹氏はガーシー氏のPC設定、配信、動画撮影のサポートを行なっているとされる人物だ。

過去には稼ぐ方法を教える系の情報商材を販売していた元ネオヒルズ族メンバーで、販売していた情報商材が原因となり集団訴訟が起きたこともあったという。

秋田新太郎(ガーシーにドバイの住居を提供)

秋田新太郎氏ではガーシー氏にドバイの自宅などを提供した人物だとされている。

ガーシー氏に最初に手を差し伸べた人物は秋田新太郎氏だとも言われている。

秋田新太郎氏は界隈では伝説と言われる人物だ。高校卒業後に就職した光通信に営業マンとして入社。その後ヘッドハンティングされたデジコムで圧倒的な営業スキルとカリスマ性で成績を残していた。

デジコムを退社後はエステート24ホールディングス株式会社を設立し、当時まだ新しかった太陽光発電パネルの販売を開始し150億円を売り上げる会社まで成長させた。

そもそもレペゼンDJ社長は #BADGE詐欺 の久積篤史や #福島電力 #復興支援詐欺の秋田新太郎と仲良しこよし。 ちなみに動画はガーシー参院選当然の時の秋田新太郎宅な。 竹之内社長、闇墜ちつらたん。

ガーシー氏が参議院議員に当選した際はドバイにある秋田新太郎氏の自宅で祝ったと言われていることからも、ガーシー氏と関係が深い人物であろう。

ガーシー氏と一緒にワールドカップのクロアチア戦をカタールで観戦しているところも目撃されている。

箕輪厚介氏とホリエモン氏の対談動画で箕輪氏が

警察から電話がきてやばいと思ったガーシー氏が海外へ逃亡した

と語っている。その際に手助けをした人物は、

与沢氏に関わっていたこともある香ばしい人

との発言もありこの人物の名前は明かされていないが、おそらく与沢氏の弟子とされてる正岡元樹氏や久積篤史氏である可能性も高い。

ネオヒルズ族や暗号通貨詐欺などグレーなキーワードが並ぶが、ドバイを拠点としている人物からの助けを得ることができたことがガーシー氏がドバイに滞在する理由なのだろう。

ガーシーこれからもドバイに居続けるのか

ガーシー氏に逮捕状が出るまでの流れはこのようになっている

  • 2023年1月・・・ガーシー氏が立ち上げた会社、代表者の関係先に家宅捜索
  • 2023年3月15日・・参議院本会議でガーシー氏の除名が決定
  • 2023年3月16日・・ガーシー氏とガーシー氏の動画制作に関わったとみられる会社経営者の40歳の男性に逮捕状
  • 今後はICPOにより国際指名手配も視野に入れているとされる

逮捕状が出たことにより旅券返納命令が出される可能性がある。

旅券返納命令が出されると、20日以内にパスポートを返納しなくてはならなくなりこれに応じない場合はパスポートが自動的に失効となる。

そして旅券返納命令に応じない場合は5年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が課せられる。

パスポートが執行すると当然ビザも失効となり規定の期限を過ぎれば不法滞在者となり、日本に強制送還される可能性もあるだろう。

旅券返納命令がでれば、現地当局が身柄を拘束して日本へ送還します。現在トルコにいるようですが、逃げるにはトルコ国内で逃げ回るしかないです。預金とクレカを封鎖すれば、表糧責めで干上がります

ガーシー氏は日本で逮捕状が出ていてるが、滞在先の国が日本の引き渡しに応じるかどうかは分からない。しかしパスポートが失効しその国滞在資格が失われてしまえば不法滞在者としてガーシー氏を処罰する必要があり、その結果日本に強制退去させられることは考えられるだろう。

ちなみにICPOを通じて国際指名手配の可能性があると報じられているが、ICPOの加盟国は195カ国になり、加盟していない国は、

 朝鮮民主主義人民共和国、パラオ ツバル、北キプロス、アブハジア、ソマリランド、南オセチア、沿ドニエストル共和国、台湾

の9カ国のみである。

イタリア在住ですが、外国人と結婚したら滞在許可書をもらえますが、外国国籍はもらえず、滞在許可書取得のためにはパスポートが必要と思われます。

また外国籍の女性と結婚したらその国のパスポートを取得できるという意見もあるようだが結婚しても滞在許可書は得られるもの、その滞在許可書を取得するためには自国のパスポートが必要であるということだ。

基本外国人はその国に長期滞在はできてもほとんどの場合国籍は得られない。国籍を得るには長期間の就労や滞在などが必要でありその間は日本のパスポートが必要であるため外国人との結婚ルートもかなり厳しいのが現状だろう。

ガーシーはドバイのゴールデンビザを取得しているため10年間滞在できる

ドバイは多額の投資をしている投資家や、芸術家、企業家など専門性の高い人物には通称ゴールデンビザという長期滞在ビザを発行している。

ゴールデンビザは、アラブ首長国連邦で有効。ゴールデンビザはアラブ諸国が俺を守ってくれるビザ。日本人で3、4人しか持ってる人がいない。俺の周りの人脈がそういう所と繋がっていて今なら(参議院選に当選後去年8/6日配信)通るよと言われて、通った。

ガーシー氏はyoutubeチャンネル登録者数120万人という実績でクリエイター枠としてゴールデンビザの申請をしたところ2022年の夏頃にゴールデンビザを取得したと語っていた。

このゴールデンビザは最長で10年間滞在できるためめ当分の間は逮捕されることはなさそうだ。

日本のパスポートが失効したらドバイに滞在できないのでは?という意見もあるがパスポートは他国に移動する際に必要になるものだ。ドバイのビザを取得した後であれば仮に日本のパスポートが失効されていてもドバイにいる分には問題ない。

世界にはパスポートや国籍を買う事ができる国が存在するのも事実。

10年間滞在できるのであればこの間に他国のパスポートを取得する事ができれば不法滞在などの理由で日本に強制送還されることはなくなるだろう。

ガーシーは99%捕まらないと立花氏が断言

立花氏は「逮捕状が出たことで多くの方が心配されていると思いますが、分かりやすく言うと、ガーシーは逮捕されません。逮捕状が出ても、逮捕されません」と宣言。「カルロス・ゴーンさん、逃げましたよね。いまだに捕まってないでしょ?これが答えです」と、

立花氏はこのように語っているがカルロスゴーン氏とは状況が全く違う。

ゴーン氏はレバノン国籍も有しているので、自国民を保護する観点からレバノン政府は日本政府に引き渡し拒否しましたが、ガーシーは日本国籍しか有していないので、パスポートが失効すればただの不法滞在者となり、強制出国されます。パスポートのない人を何処の国が受け入れるでしょうか。。。

  • カルロスゴーン氏は日本国籍所有者ではない
  • カルロスゴーン氏はパスポートを複数所有している

という点だ。

まずカルロスゴーン氏は日本国籍所有者ではない。ここが多く違う点だ。

さらにカルロスゴーン氏はレバノンのパスポート以外にもフランスなど複数パスポートを所有していたため仮に日本で逮捕状がでていたとしても自身のパスポートを停止させられる心配はない。つまり一度日本を出てしまえば逃げ切ることができる。

しかしガーシー氏は日本国籍であり日本のパスポート以外のパスポートを所有していることはまずない。

パスポートの期限が切れればその国では不法滞在となり滞在できなくなるためその前に帰国するか、不法滞在という理由でその国から日本に強制送還されるしかなくなる。

カルロスゴーン氏はレバノンでは英雄でもある。仮に日本で逮捕状が出ていたとしても、経済状況が好ましくないレバノンでカルロスゴーン氏のような人物は必要不可欠な人物であるため、日本と国交のないレバノンに対して日本の引き渡し要請にレバノンが応じるとは考えにくい。

実際にレバノンは応じなかった。

以上の条件を踏まえると、

カルロスゴーン氏とガーシー氏で状況が異なるためカルロスゴーン氏が逃げ切れた=ガーシー氏も大丈夫

という論理は成り立たないだろう。

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